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2026.09.01

本堂掛け軸 地獄極楽図

お盆前から本堂に「地獄極楽図」を掛けております。

お盆の時期、寺院では古くから「地獄極楽図」や「十王図」などを掛け、亡き人の供養とともに、私たち自身の生き方を見つめる機縁としてきました。

地獄の恐ろしい姿は、単に人を怖がらせるためのものではありません。善い行いには善い結果が、悪い行いには悪い結果が生じるという「因果応報」の教えを、絵を通して分かりやすく伝えるものです。

亡き人に思いを寄せながら、今いただいている命をどのように生きるか、地獄極楽図を前に改めて考えてみたいものです。

今ここに紹介した『地獄・極楽図』全十六図は天明四年(一七八四年)に江戸の宋庵という絵師によって描かれた作です。この絵は、皆様に、悪事を積重ねることの恐ろしさ、この世で善行を積む必要性・御仏の慈悲・死ぬ事の恐ろしさ、命の尊さを説いております。(所蔵・安房・延命寺)

もともと、地獄・極楽図は十王経の意を画いたものです。

冥途には閻魔大王を中心に十人の王がおり、死後の人々を捌きます。十王の本地仏は菩薩ですが、裁判中は、柔和な姿を隠して憤怒の身を現し、衆生が婆婆の縁つきて冥途に趣くとき、中有の間闇い道に座を占めて、初七日から七七日、百ケ日、一周忌、三周忌に至る迄、次々に亡者を受取り其の罪業を考査し未来に生れる処を定めます。

仏教の根本理念は、〝因果応報〟にあります。善行を積めばよい結果が、悪行は悪い結果、つまり人間は生きている時の行が全べての原因となります。

どうぞ、この絵をご覧になった時を縁としてこれらの事を今一度考えていただきたいと思います。

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