2023.01.15

一月　坐禅会　弐

本日の坐禅会は一名の参加者でしたが、静かに一時間三十分坐禅に集中して頂きました。

お一人でも、十人でも坐禅している時間は静寂につつまれる本堂は同じですが、

始めと終わりにお唱えする読経は人数によって響き合う声が違ってきます。

今回は二人での読経でしたが、良き声が響き渡っていました。

本日参禅されていたお一人方は、今回お経本をご持参くださりました。花園大学内にある禅文化研究所で発行されている現代語訳付きのお経本でした。非常に読みやすく内容も学べる優れたお経本です。

福厳寺で使用しているのは「貝葉書院」の「禅宗日課聖典」です。こちらは坐禅の後にお唱えする疫病除けの呪文「卻瘟神呪」も収録されており、

何より建長寺僧堂でも使用していることからこの経本を使用しております。

坐禅も自己を調える最良の方法ですが、読経も釈迦の教えや祖師の教えをお唱えして自己の清浄心を自覚できる最良のものであると思います。