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2021.08.08

お盆を迎える準備

今年もお盆(盂蘭盆会)の時期になりました。

東京等一部の地域は7月盆ですが日本の多くの地域では本来の旧暦(太陰暦)を基準として8月お盆です。学校も夏休み期間ですので、ゆっくりと家族が集まりご先祖様へお参りができます。

日本伝統のお盆行事は、我が命の源である先祖を敬い丁寧にご供養するときです。

この時は、ご先祖様・大切な亡き人がこちらに戻ってこられます。ご実家のお仏壇に戻ってこられます。皆嬉しくて踊りだす程で、「盆踊り」が営まれました。

家族そろって、先祖を敬い供養することで、家族の絆は深まります。

丁寧に仏さまにお給仕する大人の姿を見る子どもたち、孫たちは、自然に家族の心の伝統を受け継ぎ、心優しい人間へと成長していきます。

これが日本仏教の大切な伝統、教養です

 

福厳寺では、お盆前に広い墓地を掃除担当の方(4名)に綺麗に清掃してもらっております。今年は猛暑と大雨の天候不順で予定通りに作業が進みませんでしたが、ご尽力いただき何とかお盆前に墓地掃除は全て終わりました。

もちろん自然が相手ですので、1日で多少は汚れてしまいますが、丁寧に手が入っているので掃除前の墓地とは全く違います。

当然ながら、お寺は心を養う場でもあります。お墓は自分の根源である大切なご先祖様が眠るところ。お参りの際には、自分たちの感謝の念を込めて墓地清掃を心掛けてください。

墓地以外の境内管理は、足利市内の造園会社「庭良」さんが管理してくださっています。社長(親方)は副住職の中学時代の同級生という縁があり、数年前から福厳寺に入ってもらっています。

今年もお盆前の剪定作業をしてもらい、境内が綺麗に整いました。

さらに今年は、本堂前の「すのこ」を新調致しました。福厳寺檀信徒であり先代からも福厳寺備品の修繕を担当してくださる「平塚木工」さんが制作したくださいました。以前のすのこは、先代親方が平成9年本堂落慶時に制作してくださったものでした。25年も風雨に耐えてお参りの方々を安全に本堂へ上げてくれました。

息子さんが新調したすのこも、これから30年と多くの参拝者を迎え入れてほしいです。

 

 

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