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2023.12.08

成道会(じょうどうえ)

本日は「成道会」でした。

お釈迦さまが約2600年前、インド北部ブッダガヤの地にてお悟りを開かれた記念すべき日です。

 

お釈迦様は29歳の時、釈迦族の王子という地位名誉と、妻子をも捨てて出家しました。

その後、苦行林に入り誰も及ぶ者がいないほどの苦行をされました。食事もとらず、危険に身をさらし、身体を極限までに疲労させて無理やりに精神を極めさせようとしたのでした。

 

しかし、六年間に及ぶ苦行では、心の安定にならず、真理を得られないと見極めて苦行を放棄されたのです。

 

苦行林を出られたお釈迦様は、ナイランジャナー河(尼連禅河)で沐浴をされて疲れ切った身体を癒したのでした。

 

そこで休息をしていたお釈迦様は村娘スジャーターの捧げる乳糜(にゅうみ)(牛乳で調理された食物)をとって体力を回復し,菩提樹の下で坐禅観想し正覚(お悟り)を得たと伝えられます。

お釈迦様は35歳の時でした。


 

福厳寺のご本尊様はお釈迦様(釈迦如来坐像)です。12月8日の朝課では、成道会の読経とご回向をお唱えして、お釈迦様の遺徳を偲びました。

 

 

 

 

 

午前9時半からは、足利大学付属高校で「成道会」が行われました。全校生徒約850人の生徒たちと、足利仏教和合会の和尚様とご法要を致しました。

 

皆でお釈迦様のお悟りに一歩でも近づき、今生きている命に感謝して、思いやりの心と、たくましい心を養いましょう。

 

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