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2022.06.18

「世界ふしぎ発見!」鎌倉・禅から生まれたもの~明日自慢したい面白い知識~

TBS「世界ふしぎ発見!」で鎌倉特集が放送されました。

建長寺も大きく取り上げられましたが、その際、日本の喫茶文化は鎌倉時代の禅寺から由来しているという説明を福厳寺副住職が担当致しました。

 

収録は放送の一か月近く前に建長寺でしました。二時間近く、リポーターさんとお抹茶を天目台・天目茶碗で頂く茶礼の模様やお話を収録しましたが、放送されたシーンはごく僅かになってしまいました。

禅宗がもたらした喫茶の習慣についてこちらにて記させて頂きます。

・喫茶

お茶を飲む喫茶は鎌倉時代以前では、宮廷貴族など限られた人たちのものでした。しかし鎌倉時代になると、中国から禅宗が伝来し建長寺を始めとして鎌倉・京都に禅寺が建てられるようになります。

禅寺では「清規(しんぎ)」と呼ぶ定められた修行規則に則して修行生活を送りますが、お茶を飲む儀礼作法「茶礼(されい)」が修行の節目ごとに行う重要な項目でありました。禅寺の修行生活では、日常的にお茶を飲む習慣があったことから、お茶の需要が増え栽培も普及し、後には「茶道」「お茶でも一服」の日本人の喫茶文化が成立しました。お茶をのむことが正に「日常茶飯事」になったのです。

 

・建長寺 四つ頭茶礼 とは

今でも建長寺や修行道場ないで茶礼は日常的に行われておりますが、四つ頭茶礼とは4 名の正客および相伴客をもてなすために、定められた作法で給仕をするというもので、建長寺でも特別な喫茶儀礼です。

 天目台と天目茶碗を使いお茶をたててもらいます。この作法は、本尊様・仏様にお茶をお供えする作法と同じです。禅の教えには「即心是仏」という禅語が有ります。己の心こそが仏であります。本尊様だけが仏様ではなくて、茶を飲むその生き身の人間こそ仏の心があるのです。お茶を供給する者は仏様へお供えするかのように心を込めてお給仕します。

 

・茶道

単なる喫茶ではなく、ある種の規範(茶礼)に基づく喫茶行為の総体をいいます。茶の湯ともいい、室町時代、14世紀のなかばに原型が成立し、その後さまざまに変化して今日に及んでいます。茶道の語は芸道意識の強まった江戸中期、17世紀後半、18世紀に下ってから一般化する呼称であるそうです。茶数奇(すき)(寄)ともいうのは、茶の湯が唐物数奇、和物数奇など「モノ数奇」を核に展開したことによります。

 また、tea ceremonyと英訳されるが、適当ではないとして、近時はそのままchanoyuを用いることが定着しつつあります。なお、茶の湯・茶道という場合は、主として抹茶(まっちゃ)法についていい、したがって現在では極東の日本にだけみられる喫茶文化であります。

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