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2024.01.26

中道

本日は足利大学付属高校での授業日でした。

一年生2クラス、二年生2クラス授業がありました。

二年生は、「仏教と文化」で日本の仏教伝来とそれに伴う文化の発展を学びます

一年生は、「仏陀ーブッダー」でお釈迦様(仏陀)の生涯を学びます。

 

二学期では、お釈迦様の生涯で成道(悟りを開く)まで学びました。

 

三学期は、悟りを開いてから亡くなるまでの生涯を学びます。

お釈迦様の初めての説法を「初転法輪(しょてんぼうりん)」と呼びます。

その初転法輪で説かれた内容が「中道(ちゅうどう)」と「四諦(したい)」です。

 

「中道」とは、「苦」「楽」、「有」「無」などの極端に偏らないこと。

また、

<中>は二つのものの中間ではなく,二つのものから離れ,矛盾対立を超えることを意味し,<道>は実践・方法を指します。

仏陀は苦行主義と快楽主義のいずれにも片寄らない<不苦不楽の中道>を特徴とする八正道(はっしょうどう)によって悟りに到達したとされます。

仏陀はまた,縁起の道理にしたがう諸法は,生じるのであるから無ということはなく,また滅するのであるから有(う)ということはないという意味で,<非有非無の中道>であると説きます。

 

授業では、吹奏楽部の生徒も多いので「琴の喩え」で中道を教えます。

良い音をだすには、弦をきつく張りすぎても、緩すぎてもいけません。

丁度良い加減が良いのです。

同様にして、偏ることなく人生や世界を見ていくことの大切さを釈迦様の「中道」の教えを参考に学んでいってほしいです。

 

 

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