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牡丹 開花🌹

投稿日:2020年04月21日

福厳寺の牡丹は300株ほどあります。ほとんどが開花しました。

雨上がりの朝は、草花や

木々たちがキラキラ輝いてとても綺麗です。

 

 

このような朝には、よく語られる京都大徳寺開山大燈国師の言葉があります。

千峰雨晴れて 露光冷(すさま)じ…
(見渡す限りの山々に、木々の葉が、あがったばかりの雨の湿り気を帯びて爽やかに、静かにキラキラと光を発している)

この言葉に、江戸期の白隠禅師は

君よ看よ 双眼の色
語らざるは憂い無きに 似たり

と言葉をつけた。

ここに、相田みつをさんは詩を残されました。

 

 

 

 

 

 

憂い    

むかしの人の詩にありました

君看よ双眼のいろ
語らざれば憂い無きに似たり

憂いがないのではありません
悲しみがないのでもありません
語らないだけなんです

語れないほどふかい憂いだからです
語れないほど重い悲しみだからです

人にいくら説明したって
全くわかってもらえないから
語ることをやめて
じっと こらえているんです

文字にもことばにも
到底表わせない
ふかい憂いを
おもいかなしみを
こころの底ふかく
ずっしりしずめて

じっと黙っているから
まなこが澄んでくるのです

澄んだ眼の底にある
ふかい憂いのわかる人間になろう
重いかなしみの見える眼を持とう

君看よ双眼のいろ
語らざれば憂い無きに似たり
語らざれば憂い
無きに似たり

              みつを

花を観る 自分の目に あの人の目に さまざまな想いがあります

 

 
 

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